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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻4号

1958年04月発行

文献概要

臨床実験

眼科領域に於ける好気性芽胞形成桿菌(主としてBacillus cereusと枯草菌)に関する実験的研究(第1報)

著者: 新井敬子1

所属機関: 1日赤中央病院眼科

ページ範囲:P.607 - P.613

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緒言
 枯草菌と言えば研究室の最も普通の汚染物であり,外界に幾らでも散らばつている雑菌である。そして一般に人体には病原性がないと見徹されている。しかし眼科では稀に此の菌による全眼球炎等の症例報告が見られる。私も昭和31年此の菌によると思われる全眼球炎を1例経験し既に報告した。
 外界にこれ程多い菌による発症が,何故稀なのであろうか。私は此の疑問から始つて枯草菌に対し興味を持ち,外国文献を捜している中に枯草菌に良く似た菌,即ちBacillus cereus (以下B.cereusと略す)の存在を知つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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