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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻4号

1958年04月発行

文献概要

手術

斜視手術について(1)

著者: 桐沢長徳1

所属機関: 1東北大眼科

ページ範囲:P.663 - P.665

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 斜視の手術は眼科医のうちで手がけたことのない人は極めて少い位にポピユラーな手術である。それほど広く行われる手術であるにも拘らず,これほど不統一な見解の多い手術は少いと思われる。
 殊に日本に於て然りである。外国に於ては斜視の数が日本より遙かに多いらしく,従て斜視の研究や,その手術は昔から眼科医の中での大きな課題となつていたが,日本に於ては近年まで,斜視は比較的取あげられることが少かつた。現在でさえも「斜視は病気ではない」と思い込んでいる僻地の人々が少くないし,また,斜視が手術によつて治ることを知らない人も田舎には珍らしくない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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