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眼科新知識
異常瞳孔反応(反射性瞳孔強直症,瞳孔緊張症,絶対性瞳孔強直症等)の成立病理に就いて(其の1)—Poos学説の紹介
著者: 安芸基雄1 鴨打俊彦2 大本純雄2
所属機関: 1東京大学冲中内科教室 2東京大学眼科教室
ページ範囲:P.667 - P.672
文献購入ページに移動瞳孔緊張症,反射性瞳孔強直症,絶対性瞳孔強直症等一連の瞳孔反応異常は,吾人が比較的屡々遭遇する疾患であるが,其れにも拘らず其の発生病理に関しては多くの説が並び立ち,眼科神経学的に未解決の分野の一つとなつている。
此点に就いて,例えば反射性瞳孔強直症に関しては,沖中,豊倉は「アーガイル,ロバートソン瞳孔に関する病因論の障碍想定部位は,対光反射路求心,遠心路及び近見反射路の殆んど全領域に亘つている」と驚きの声を発しているのを見ても,其の病因論の混乱ぶりは容易に想像できるであろう。
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