文献詳細
文献概要
新刊書紹介
—Ida Mann—1.Developmental Abnormalities of the Eye. 2nd Ed.(Lippincott),1957.,他
著者: 桐沢長徳1
所属機関: 1東北大学
ページ範囲:P.673 - P.674
文献購入ページに移動 Ida Mann女史は以前に「眼発生学」を著したその方面の大家であるが,正常な発生学に次いで「異常篇」を1937年に公刊した。本書はその第2版である。生憎第1版が手許にないので比較は出来ないが,前述のような篤学者の著書であるから,その方面の良書の少い銀界にとつて最良の参考書であるといつてもよい。
純粋の胎生学は臨床家には敬遠されがちであつて筆者などにも最も苦手の部門であるが,女史のような臨床家が,眼の発生を解剖学者の立場からでなく,眼科医としての立場から研究された後に書かれた本書の如きは,我々にとつて最も理解しやすい書であつて,その特色はParsons,Berens等の大家が序文に記している通りである。
純粋の胎生学は臨床家には敬遠されがちであつて筆者などにも最も苦手の部門であるが,女史のような臨床家が,眼の発生を解剖学者の立場からでなく,眼科医としての立場から研究された後に書かれた本書の如きは,我々にとつて最も理解しやすい書であつて,その特色はParsons,Berens等の大家が序文に記している通りである。
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