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臨床実験
眼窩,脈絡膜及び角膜に転移を見たる後腹膜腫瘍Sympathicoblastomaの1剖検例
著者: 浦山晃1 安岡敏夫1
所属機関: 1東北大眼科
ページ範囲:P.718 - P.724
文献購入ページに移動 小児にみられる眼球突出は,眼窩悪性腫瘍によつて起ることが多く,比較的屡々遭遇する緑色腫にせよ肉腫にせよ予後の不良は視器のみにとどまらず,最も警戒すべきものに属する。そのひとつに交感神経系の胎生期の未分化細胞に由来する一連の腫瘍がある。これは元来稀であるが,最近われわれの経験した一例は,臨床上Ewing氏腫瘍と疑われ,剖検の結果ジンパトゴニオームの診断を得,眼部には未だ文献に類のない所見を見出したので報告する。
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