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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻5号

1958年05月発行

文献概要

臨床実験

パニールチン(シスチン)の角膜疾患に及ぼす影響

著者: 百々隆夫1

所属機関: 1京都府立医大眼科教室

ページ範囲:P.731 - P.735

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 シスチン(Cystine=Dicysteine〔S. CH2CH(NH2)・COOH〕2)の治療方面への利用は既に広範囲に行われているが,眼科領域では,流行性角結膜炎及び眼瞼炎1)に,その効果が報ぜられているにすぎない。外国ではシステイン(Cysteine=SH.CH2.CH (NH2)・COOH)の3%軟膏を,結膜と角膜の熱外傷及び化学的外傷に用いて,上皮再生の促進を見た報告がある2)
 私は,創傷の回復過程に,シスチンの役割の大きいことに着目し,創傷回復過程に迅速性が特に要求される,無血管組織である角膜の疾患に対して,その効果を検討して見た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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