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臨床実験
ロイコマイシンに関する研究補遺
著者: 斎藤三郎1
所属機関: 1新潟大学眼科教室
ページ範囲:P.749 - P.759
文献購入ページに移動LMの性状に就ては遊離塩基は白色又は微黄色の苦味ある安定な結晶性粉未で100℃,2時間の加熱で変化なく,水溶液中ではPH6.0で100℃1時間加熱で変化はないけれどもPH6.0以下に於ては同一条件下で完全に破壊される。水に対する溶解度は極めて低いが,Methanol,Ethanol等には可溶である。この塩基を酒石酸にて処理するに容易に塩を形成して酒石酸塩となる。このものは水に易溶性で,Alcohol,Acetoneにも可溶であるが,Ether難溶,Benzene不溶で,やゝ吸湿性である。
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