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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻6号

1958年06月発行

文献概要

臨床実験

Insulin療法中により惡化する網膜出血

著者: 小原博亨1 大橋克彦1 赤塚俊一1 阿久津澄美2

所属機関: 1名古屋鉄道病院 2名古屋大学眼科

ページ範囲:P.851 - P.854

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I.緒言
 糖尿病の際に網膜出血の来る事は衆知の事であるが糖尿病の治療の目的でInsulinが用いられた場合に,殊に低血糖症状郡を惹起した場合に,網膜出血が増悪したり,或は,新に網膜出血が惹起されると云う事は余り知られていない。私共が丁度,斯る例症に遭遇して解決に苦んだ時,Guillot氏が来朝して,斯る事実を発表された,其の後,更に其の1例を経験したので報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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