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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻6号

1958年06月発行

文献概要

臨床実験

Glaucomatocyclitic crises (Posner and Schlossman)の2例

著者: 南睦男1 松本教子1

所属機関: 1大阪市立城北市民病院

ページ範囲:P.873 - P.876

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 1947年にPosner and Schlossmanが1側性の毛様体炎を伴う反復性緑内障を一独立疾患として報告し,これをGlaucomatocyclitic crisesと名づけた。本症は原発性急性緑内障と,続発性緑内障といずれにも共通点を持ちながら,そのいずれとも異つた点を持つ特異な疾患とされ,今まで外国では多数の報告例があるが,わが国では今井の1例が報告されたのみである。私らは最近本症と思われる2症例を経験した。尤も2例ともに最初は急性炎性緑内障と診断し,後になつて本症であると信ずるに至つたもので,眼科医としての常識からみて,たしかに戸惑いさせられる疾患と思われるので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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