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臨床実験
異常瞳孔反応(反射性瞳孔強直症,瞳孔緊張症,絶対性瞳孔強直症等)の成立病理について(その3)—薬物反応について
著者: 大本純雄1 鴨打俊彦12
所属機関: 1東京大学眼科教室 2関東中央病院
ページ範囲:P.882 - P.885
文献購入ページに移動瞳孔反応異常疾患の鑑別診断方法として,対光反応,近見反応,暗順調検査等の臨床診断的に常用されて来た理学的検査法の外に,幾つかの薬物学的方法が知られている。
例えば瞳孔不同症の性質を判定するに用いられるCoppezの表(1903),交感神経侵襲部位を判定するに用いられるFoster and Gagelの図表(1932)等があるが,Adler and Scheie (1940)により発表されたメコリールによる瞳孔緊張症の診断法は,臨床診断的価値が比較的大であるとして,欧米殊にアメリカでは広く用いられている様である。
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