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臨床実験
プレドニンの眼科的使用成績
著者: 池田一三1 宮沢稔1 阪本善晴1 佐々木民男1 田辺幸行1 田村保1 中島健造1 盛岡清孝1
所属機関: 1大阪市立大学眼科
ページ範囲:P.931 - P.937
文献購入ページに移動コーチゾン,ハイドロコーチゾン等副腎皮質ホルモンの臨床的応用は,薬物療法に一新紀元を劃したが,その輝かしい成果にかかわらず,これらのコルチコイドは友面種々の副作用を有しており,全身投与の際特に長期にわたつて使用する場合には,往々その副作用のため投薬継続を断念せねばならぬような事態がおこつてくる。したがつてこれらのホルモンの治病作用の本質たる抗炎症性を増強しながら,極力その副作用を軽減しようとする研究が盛んに行われるようになり,その結果生れたのがプレドニゾンPrednisone,プレドニゾロンPrednisoloneである。
かねて私共は塩野義製薬より,プレドニゾロン製剤プレドニンPredonineの内服錠の提供を受け,今回新に眼科用軟膏及び注射用懸濁液試用の機会を与えられたので,ここに各種眼疾患にプレドニンを使用した成績をまとめて報告する。
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