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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻7号

1958年07月発行

文献概要

臨床実験

Behçet氏病患者材料よりウイルス分離の試み

著者: 吉田冴子1

所属機関: 1東北大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.982 - P.984

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 1937年トルコの皮膚科医Behçet1)は,1)前房蓄膿を伴う虹彩毛様体炎,2)口内アフタ,3)性器の潰瘍形成を主要徴候とする独立の疾患を初めそ記述し,恐らくはウイルスに依る疾患と推定した。
 1953年Istanbulの眼科に於てSezer2)3)はBehçet氏病の病原ウイルスを分離したと報じ,その動物実験成績,血清学的検索,電子顕微鏡像をも明らかにしているがその後追試して成功した報も聞かず,米国に於てはその結果は疑われているという。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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