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臨床実験
Behçet氏病患者材料よりウイルス分離の試み
著者: 吉田冴子1
所属機関: 1東北大学医学部眼科教室
ページ範囲:P.982 - P.984
文献購入ページに移動 1937年トルコの皮膚科医Behçet1)は,1)前房蓄膿を伴う虹彩毛様体炎,2)口内アフタ,3)性器の潰瘍形成を主要徴候とする独立の疾患を初めそ記述し,恐らくはウイルスに依る疾患と推定した。
1953年Istanbulの眼科に於てSezer2)3)はBehçet氏病の病原ウイルスを分離したと報じ,その動物実験成績,血清学的検索,電子顕微鏡像をも明らかにしているがその後追試して成功した報も聞かず,米国に於てはその結果は疑われているという。
1953年Istanbulの眼科に於てSezer2)3)はBehçet氏病の病原ウイルスを分離したと報じ,その動物実験成績,血清学的検索,電子顕微鏡像をも明らかにしているがその後追試して成功した報も聞かず,米国に於てはその結果は疑われているという。
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