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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻7号

1958年07月発行

文献概要

臨床実験

各種全身麻酔剤の使用経験

著者: 湖崎弘1 中谷一1

所属機関: 1阪大眼科

ページ範囲:P.1018 - P.1022

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 眼科領域では,大多数の手術が局所麻酔で行えるので,全身麻酔が用いられるのは稀である。唯小児,低能者,神経質者で,手術時安静が保てない時に使用せられて来た。
 先に著者の一人湖崎及び満田は,クロールプロマジンの手術時の使用経験を,第54回大阪眼科集談会で発表し,眼紀誌上に掲載して鎮静作用を認め,眼科手術前に投与する事に依り手術が極めて容易に行い得ると報告したが,今回は各種眼科手術時に尚其れに抗ヒスタミン剤を添加したもの,更に塩酸ペチヂンを添加したもの,又此れを導入麻酔としてバルビタール製剤の静注,直腸内注入,エーテルの吸入麻酔等の全身麻酔を行つた経験を得たので此処に報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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