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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻7号

1958年07月発行

眼科新知識

アレルギー性眼疾患に対するDiphenylpyraline使用成績,特に中心性脈絡網膜炎に対する効果

著者: 浦山晃1 涌沢章郎1 佐藤盛1

所属機関: 1東北大学眼科

ページ範囲:P.1039 - P.1048

文献概要

 抗ヒスタミン剤に対する従来の,眼科臨床面からの評価は,大方「一応は試みてもよい」といつた程度で,あまり高いものではなかつた。最近強力抗ヒスタミン剤(以下抗ヒ剤)も二三出ているが,Diphenylpyraline (以下DPP)はBenzhy-dryletherがPiperidin環と結合した新しい強力抗ヒ剤で,われわれはアレルギー性眼疾患にこれを試用し,相当の成績を得,就中,中心性脈絡網膜炎には予期以上の効果を認めることができたのでここに報告する。なお同症の域因に対する私見をも併せ述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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