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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻8号

1958年08月発行

文献概要

臨床実験

眼科領域に於けるβ線療法について(その1)—2〜3の角膜疾患について

著者: 植村恭夫1 脇泰三郞1 宮下忠男1 林正雄1 松井瑞夫1 島崎哲雄1

所属機関: 1慶大眼科教室

ページ範囲:P.1129 - P.1136

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緒言
 近年,放射性同位元素の治療医学上に於ける応用の進展に伴ない,眼科領域に於いても種々のApplicatorが考案され,放射線による障害の危険が非常に減少したので,次第に普及される傾向にある。本邦に於いても既に荻野,斉藤,井上,中泉,鈴木氏等によつて翼状片,春季カタル,蚕蝕性角膜潰瘍等の前眼部疾患に対するβ線療法の治療成績が報告されている。著者等もLedermanの考案になる眼科用Sr90 Applicatorを入手したので,これを使用して種々の前眼部疾患の治療を試みているが,今回は此の中で最近問題となつている2,3の角膜疾患の治療成績に就いて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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