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談話室
ボストン便り(2)
著者: 生井浩1
所属機関: 1久留米大学医学部眼科
ページ範囲:P.1161 - P.1163
文献購入ページに移動 私は1月4日羽田に帰つて来た。今更ボストン便りでもないが,1回だけで終つて了うのは具合が悪いし,滞米中に書いて其のままにしているものもかなりあるので,其等に加筆して引続き載せて貰う事にした。旅行記や学会見聞記を書くのもよいであろうが,我国の眼科学のためにはもつと他に書くべき事があるように思われるので私は其等を見合わせる事にしたい。
私はは本号に於いてアメリカ限科学の優れたLabora-tory Systemを書くつもりであつたが,前回に引続きもう少しEye Pathologyの事を書く事にする。私が帰国してからHowe Laboratoryの桑原登一郞博士から来た手紙によると,私が昨年本誌(11巻11号)に書いたOphthalmic Pathology Clubの記事が其の会の創設者の1人であるBenjamin Rones博士の目にとまり,同誌がHowe Laboratory宛に送られて来た由である。Rones博士の考えがどうであつたか私は知らないが,自分等が始めたOphthalmic Pathology Clubの価値を日本人の1医師が認めて同じ組織を日本にも作りたいと云つているのを喜んだのかも知れない。何れにしても私は同じ様な会を我国にも是非実現させたいと望んでいる。
私はは本号に於いてアメリカ限科学の優れたLabora-tory Systemを書くつもりであつたが,前回に引続きもう少しEye Pathologyの事を書く事にする。私が帰国してからHowe Laboratoryの桑原登一郞博士から来た手紙によると,私が昨年本誌(11巻11号)に書いたOphthalmic Pathology Clubの記事が其の会の創設者の1人であるBenjamin Rones博士の目にとまり,同誌がHowe Laboratory宛に送られて来た由である。Rones博士の考えがどうであつたか私は知らないが,自分等が始めたOphthalmic Pathology Clubの価値を日本人の1医師が認めて同じ組織を日本にも作りたいと云つているのを喜んだのかも知れない。何れにしても私は同じ様な会を我国にも是非実現させたいと望んでいる。
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