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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科12巻9号

1958年09月発行

文献概要

眼科新知識

涙液量の測定法について

著者: 水川孝1 高木義博1

所属機関: 1阪大眼科教室 2徳大眼科教室

ページ範囲:P.1239 - P.1245

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 涙液分泌量の測定は日常臨床において重要な筈であるのに案外等閑視されている様である。その理由は涙腺機能に関する研究が汗腺,唾液腺のそれに比し遅れがちであつたのと量が少ないため正確と思われる様な普遍的な方法がないのにもよると思う。然し涙液分泌障碍に起因する疾患即ち流涙症は勿論のこと殊に近時激増しつゝある涙液減少症の診断には不可欠と思う。私等も長い間機能に関する研究を行つているが,先ず最初は涙液測定より出発し,その改良に努めている。そこで本日は現在私等が常用している方法を述べ,各種測定と比較すると共に涙液分泌異常(殊に減少症)による一,二疾患に気付いたので説明する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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