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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻1号

1959年01月発行

綜説

眼科領域に於ける悪性腫瘍

著者: 入野田公穗1

所属機関: 1弘前大学

ページ範囲:P.7 - P.16

文献概要

1.緒言
 悪性腫瘍は身体の凡ゆる組織を侵すものであり,眼科領域に於ても,各種の悪性腫瘍が原発し,又他臓器より転移を来すか,或は,隣接臓器より続発して視器を破壊し,更に生命までも危険な状態に陥らしめるに到る。この悪性腫瘍の種類,頻度には差違があり,夫のi)浸潤性,ii)発育速度,iii)転移,iv)再発の如何によつてその予後も一定ではない。何れにしても早期に発見して精確なる診断を附し,更に適切な治療を行う可きことは,言を俟たないところである。以下主として私共の教室で経験した悪性腫瘍症例に就て述べ,且つ眼科領域に於ける悪性腫瘍の全般に就ても述べて見たいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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