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臨床実験
滲出性網膜炎の1治験例
著者: 佐藤和夫1
所属機関: 1東北大学眼科教室
ページ範囲:P.17 - P.19
文献購入ページに移動 滲出性網膜炎は眼底に特有な滲出物,血管変状,出血等を認める疾患で,1908年Coatsにより始めて詳細なる記載がなされた。
以後本症はCoats氏病とも呼ばれ,数多くの報告が見られるが,その本態に関しては,現在尚明らかでない。従つて又確実な治療法はなく,遂には病変が網膜全体に及び,更に虹彩炎や続発性緑内障等を併発して,失明することが多く,予後は絶対に不良と考えられている。
以後本症はCoats氏病とも呼ばれ,数多くの報告が見られるが,その本態に関しては,現在尚明らかでない。従つて又確実な治療法はなく,遂には病変が網膜全体に及び,更に虹彩炎や続発性緑内障等を併発して,失明することが多く,予後は絶対に不良と考えられている。
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