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臨床実験
カルニゲンと網膜中心動脈血圧—正常血圧者及び低血圧者について
著者: 山田弘1 小川昌之1
所属機関: 1慈恵医科大学眼科教室
ページ範囲:P.56 - P.62
文献購入ページに移動低血圧性循環調節障碍として頭重,めまい,不眠等の症状に対して従来種々なる療法が試みられて来たが,最近カルニゲン(Hoechst)(第1表)がこれらの疾患に用いられ,種々良好な結果を得ていることが内科方面から多数報告されている。
私達はこの末梢循環に働く薬物であるカルニゲンを正常血圧者及び低血圧者に投与して,上腕血圧の変化と共に網膜中動脈血圧に及ぼす影響を観察し得たのでこゝに報告する次第である。
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