文献詳細
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臨床実験
FAD眼軟膏の臨床的使用
著者: 古城力1
所属機関: 1東京厚生年金病院眼科
ページ範囲:P.1450 - P.1452
文献購入ページに移動 生体内種々の臓器のビタミンB2は遊離型のFR(riboflavin)或はエステル型のFMN (flavin-mono-nucleotide),FAD (flavin-adenine-dinu-cleotide)と種々の型で含まれているが,大部分はFADである。生体内に於てはFRからFMNへの燐酸化が主として小腸粘膜で,FMNからFADへの合成が主として肝,腎臓内でなされ,ATP,Mg++共存のもとでFRからFMNへ,FMNからFADへ生体内合成されると言われている。FMN及FADは種々のフラビン酵素の助酵素として生体組織の酸化還元に利用されている。
船津氏によるとFR,FMNは角膜の代謝に何等の影響も与えないが,FADは角膜の酸素消費能を著明に増加させ呼吸代謝を充進させると報告されている。
船津氏によるとFR,FMNは角膜の代謝に何等の影響も与えないが,FADは角膜の酸素消費能を著明に増加させ呼吸代謝を充進させると報告されている。
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