icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻11号

1959年11月発行

文献概要

臨床実験

興味ある症状を呈した脳橋前端部症候群?

著者: 高橋利兵衛1 近藤勝雄1 石川和男2 平良寛2

所属機関: 1岩手医科大学眼科 2山本組合病院内科

ページ範囲:P.1453 - P.1458

文献購入ページに移動
I.緒言
 先に吾々1)は,末梢循環障碍によると推定されるFoville氏症候群第Ⅲ型の治験例を報告したが,次で今回は左水平注視麻痺,左顔面神経麻痺左半身運動不全麻痺,右舌咽神経麻痺並に左指尖知覚異常等を訴える症例を経験した。この症例は一見,Foville氏症候群の第Ⅰ型,即ち病巣は大脳にある如く思われたが,種々なる検索並に其の経過観察の結果,右側脳橋前端部に主病巣の存在を推測するのが妥当な稀らしい症例と判定されるので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら