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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻11号

1959年11月発行

文献概要

臨床実験

眼部打撲による脈絡膜剥離のデイアテルミーによる1治験例

著者: 青木平八1 前田富男1

所属機関: 1群大眼科

ページ範囲:P.1467 - P.1470

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I.まえがき
 脈絡膜剥離は,白内障及び緑内障手術の如き眼球の穿孔性創傷によつて比較的しばしば起ることは周知の如くであるが,特発性又は非穿孔性外傷によるものは極めて少い。しかも欧米においては現在なお本症の病理発生問題が喧しく論議されているにも拘らず,わが国においては特発性のものについては河本,菅沼等の記載,山崎の報告があるのみで,非穿孔性外傷によるものの報告は未だに見当らず,手術後に生じた症例の記載を散見する程度に過ぎない。
 私共は,非穿孔性眼部打撲によつて生じた脈絡膜剥離の1例に,前後3回にわたるデイアテルミー手術をおこないこれを全治せしめた症例を経験したので,その大要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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