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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻2号

1959年02月発行

文献概要

特集 第13回臨床眼科学会号 特別講演

病理組織学的にみたBehçet氏症候群

著者: 鹿野信一1

所属機関: 1東大眼科

ページ範囲:P.119 - P.134

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緒言
 期待していた中川博士の講演を聴き得ぬことになつたのは誠に残念であるが,私として辛い事は更に緊急事態の拾得の仕事が依頼された事で準備も充分時間がないので,今回の話は聞きくるしい点があると思うが,その点御了解願いたい。
 Behçet氏症候群(以下Behçet氏病とす)が葡萄膜炎に於て占める頻度は非常に高いものがある。現在吾々は葡萄膜炎の性質を結核とつける事は稀であり梅毒性という事は極めて少ない,交感性眼炎,原田氏病の診断を下す場合の方が寧ろ多いようになつている。この間の事情は私が早くから予想し1),東大教室の諸兄2)が数次にわたつて指摘した所,更に来春の日眼総会に於て萩原教授が特別講演により総括的に明かにされられることと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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