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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻2号

1959年02月発行

文献概要

特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演

血清蛋白像並に血液像からみた所謂急性トラコーマの経過(第2報)

著者: 菅原叔子1

所属機関: 1千葉大学眼科教室

ページ範囲:P.270 - P.280

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 封入体を高率に証明し,且,急性炎症々状を以って発病する所謂急性トラコーマ(以下トと略す)の示す経過及び予後は多種多様である。これには病原体の毒力,量,感染機転,就中個体の素因が大きな要因となるものであろう。殊に個体に内在する抗元抗体反応能力は著るしくこの経過に影響すると考える。
 私は先1)にこの点に就き,急性ト患者の血清蛋白像及び血液像の面より検索を行つたが,今回更に症例を増し,経過を追つて観察し,併せて本症と慢性トとの関係に就ても解明せんと試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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