文献詳細
特集 第13回臨床眼科学会号
一般講演
文献概要
緒言
水晶体の形態異常である円錐水晶体の中,比較的多い後円錐水晶体に比して,前円錐水晶体の報告例は極めて少く,殊に我国では現在迄に僅か10例の記載があるに過ぎない。しかもその中の2例は,内容的に稍異るものを含んでいる有様である。
しかるに広大眼科では昭和28年以来約4年間に,本症患者7例に遭遇し,その何れもが呉市内東部の広—仁方地区出身という注目すべき経験をもつたもので,これらについて報告する。
水晶体の形態異常である円錐水晶体の中,比較的多い後円錐水晶体に比して,前円錐水晶体の報告例は極めて少く,殊に我国では現在迄に僅か10例の記載があるに過ぎない。しかもその中の2例は,内容的に稍異るものを含んでいる有様である。
しかるに広大眼科では昭和28年以来約4年間に,本症患者7例に遭遇し,その何れもが呉市内東部の広—仁方地区出身という注目すべき経験をもつたもので,これらについて報告する。
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