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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻2号

1959年02月発行

文献概要

特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演

パントテン酸と眼疾患

著者: 冨沢愛士1 工藤高道1

所属機関: 1弘前大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.437 - P.444

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緒言
 1933年R.J.Williams1)によつて肝の濃縮物中から酵母の発育因子として分離されたパントテン酸(以下PaAと略)は鶏の抗皮膚炎因子2),鼠の毛髪の抗灰白化因子3)としても知られ,1940年に合成され人間,各種の動物の栄養にも必要なビタミンであることが明らかになつた。然しその眼科領域に於ける研究は少なく,本邦では未だ臨床面の使用報告に接していない。今回PaAと眼疾患との関係を調べるにあたり,各種眼疾患者の尿中排泄量・血清及び全血中濃度の測定を行い,又PaAを治療に応用し或る程度知見を得たので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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