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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
視神経疾患に対するネオメタボリンの脊髄腔内注入療法について
著者: 山地良一1 渡辺千舟1 大矢部篤子1 和田光彦1 岡田公明1 横井一美1 連世音子1 三好久子1 岡田梅子1
所属機関: 1大阪医科大学眼科
ページ範囲:P.534 - P.538
文献購入ページに移動私達1)は先に,急性軸性視神経炎,慢性軸性視神経炎及び視神経萎縮の症例に対して,アリナミンの脊髄腔内注入を行い,認むべき治験を得て之を報告した。
最近,新しいビタミンB1誘導体TOED(Thi-amine-β-hydroxyethyldisulfide) の製剤として,ネオメタボリンが造られている。TOEDは第1図に示す様な構造を有し,白色乃至微黄色の針状結晶で,水に溶け難く,アルコールには溶け,エーテル,ベンゾール,クロロホルム等には溶けない。酸には可溶で,その1分子とピリミジン核4位のアミノ基との間に,塩を形成する。アルカリには不溶である。
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