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特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演
各種視神経疾患に対するハイドロコーチゾン・プレドニゾロン(プレドニン)の髄腔内注入の経験
著者: 船坂圭之介1
所属機関: 1岐阜県立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.538 - P.543
文献購入ページに移動緒言
コーチゾンを初めとする一群の副腎皮質系ホルモンが,独特な強力消炎作用を有することは,1949年Hench等によつて,リウマチ性関節炎に卓効あることが発見せられて以来,幾多の研究追試によつて証明せられている。眼科方面でも,各種角膜炎,虹彩毛様体炎,後部葡萄膜炎等に広く用いられている所である。私共は,各種視神経疾患々者にこれらの副腎皮質系ホルモン,即ちハイドロコーチゾン,及びプレドニゾロン(プレドニン)を髄腔内に使用して,見るべき効果を得,昭和33年度京都眼科学会でその一部を報告したが,今回は,その後の新たな症例をも加えて報告すると共に,いさゝか,卑見を副えて大方の批判を乞う次第である。
コーチゾンを初めとする一群の副腎皮質系ホルモンが,独特な強力消炎作用を有することは,1949年Hench等によつて,リウマチ性関節炎に卓効あることが発見せられて以来,幾多の研究追試によつて証明せられている。眼科方面でも,各種角膜炎,虹彩毛様体炎,後部葡萄膜炎等に広く用いられている所である。私共は,各種視神経疾患々者にこれらの副腎皮質系ホルモン,即ちハイドロコーチゾン,及びプレドニゾロン(プレドニン)を髄腔内に使用して,見るべき効果を得,昭和33年度京都眼科学会でその一部を報告したが,今回は,その後の新たな症例をも加えて報告すると共に,いさゝか,卑見を副えて大方の批判を乞う次第である。
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