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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻2号

1959年02月発行

文献概要

特集 第13回臨床眼科学会号 一般講演

眼精疲労の研究(第1報)—変速近点距離計の試作とそれによる眼精疲労の研究

著者: 田辺弥吉12

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部眼科学教室 2国立東京第一病院眼科

ページ範囲:P.555 - P.565

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(I)試作近点距離計について
緒言
 眼精疲労時の近点距離の変化に就いては幾多の研究がなされて居るが,その基礎となるべき近点距離測定法には殆んど石原式近点距離計が用いられて居り,視標照度についてはかなり詳細に究明されている反面,視標の移動速度に関しては現在迄手動式か,稲葉氏の「モーター」で動く等速式によつて検査がなされているに過ぎない。私は物体の移動による焦点距離の変化を後述の理論によつて変化すると考え,視標の新しい移動速度を持つ近点距離計を試作した。なお視標照明装置等も改良し幾らかでもより正確な結果を得られる様に努めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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