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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻3号

1959年03月発行

文献概要

臨床実験

網膜色素変性の家系にみたSturge-Weber氏病の1例

著者: 錦織劭1 杉原徹彦1

所属機関: 1鳥取大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.606 - P.610

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 顔面血管腫と牛眼の合併は既に1860年,Schir-merによつて記載され,其の後顔面血管腫と緑内障の合併が報告された。Sturge (1879)は之に癲癇の来る事を述べ,Weber (1929)は脳に血管腫が発生するためにおこるジヤクソン型の癲癇である事4)を立証した。従つて今日では,顔面血管腫と牛眼乃至緑内障の合併,又は之に癲癇の合併したものをSturge-Weber氏病と呼んでいる。
 本疾患に於ては顔面血管腫は大多数(92%)が片側で,その側に牛眼又は緑内障がある。両側の血管腫は極めて少なく(8%),その時は殆んど常に両眼に牛眼又は緑内障が認められている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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