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臨床実験
家族的に多発せる筋無力症について
著者: 雲井雄三郎1 鈴木良一2
所属機関: 1国立津病院眼科 2国立津病院内科
ページ範囲:P.610 - P.612
文献購入ページに移動本症は1877年Wilkによつてbulbar paraly-sisとして報告されたのが最初とされているが,GuthrieによるとThomas Willisが1685年記載している報告は筋無力症以外のものとは考えられないと云う。本症に於いてheredo-familialincidenceは極めて稀であり,一般に本症に遺伝的関係は認められていない。CurshmannはKo-nstionskrankheitと考えている。私共は5人の兄弟の中3人に本症を発生した例に遭遇したのでここに報告する。
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