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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻3号

1959年03月発行

文献概要

臨床実験

各種視神経及び網膜疾患に対するネオメタボリン(Thiamineβ-hydroxyethyl disulfide)の使用成績

著者: 上野一也1 関清1

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.665 - P.671

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I.緒言
 Aneurinaseの研究によつてAllithiamineが発見せられ,次でその分離,合成が完成された。更に種々の同族体の研究が進められ,Thiamineallyl-disulfide(TAD),Thiamine methyl di-sulfide(TMD),Thiamine propyl-disulfide(TPD)等が合成された。
 TPD (アリナミン)は広く従来のビタミンB1に代り臨床的に使用されると共に,多くの効果を上げて居るが,このTPDは経口的投与に際し強いニンニク臭があり,皮下注射,筋肉内注射には稍々強い疼痛がある。又静脈内注射に際しては,強烈なニンニク臭と共に血管痛を訴える場合等使用に際して不愉快な点がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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