文献詳細
臨床実験
文献概要
眼窩炎性偽腫瘍については,淋巴腫,炎症眼窩硬化症,リンフォマトージス,リポグラヌロマトージス等1)とも名付けられて,本邦で既に100例を越える報告があり,決して稀なものではなく,Reese2)も片側性眼球突出の最も一般的原因の1であると述べている。その原因については,未だ不明であるが,私達は興味ある組織像を示し,その成立機転について有力な示唆を与えると考えられる症例を経験したので,此処に報告して,御批判を乞う次第である。
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