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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻4号

1959年04月発行

臨床実験

ストレプトマイシンの点眼により感作され,注射により惹起されたアレルギー性結膜炎の1例について

著者: 関根邦之助1 関根昭江2

所属機関: 1徳丸診療所内科 2徳丸診療所眼科

ページ範囲:P.726 - P.728

文献概要

緒言
 抗生物質の副作用,特にペニシリンアナフィラキシーについては既に幾多の報告があり,皮膚反応等も広く応用せられ,その投与方法等の改善についても研究されて居るが,他の抗生物質特にストレプトマイシン(以下ストマイと略称)のアレルギー反応に関する報告も之に劣らず,特に眼症状については眼科領域に於ても多数の報告がなされて居るが,ストマイ或はマイシリンの点眼によるもの或は結核患者のストマイ注射の際に発生せる場合等同一投与方法に於ける発生例が圧倒的である。我々はストマイ点眼後約6ヵ月経過してストマイ1.0g筋注を行つた際,高度の眼瞼腫脹を伴つたアレルギー性結膜炎を発住した興味ある1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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