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臨床実験
帯状角膜変性症と診断された4例の組織学的検索
著者: 上野賢一1
所属機関: 1九大眼科
ページ範囲:P.759 - P.763
文献購入ページに移動緒言
帯状角膜変性症は1848年英国のDixon氏にょつて,初めて記載され,我国では明治32年河本氏により,初めて発表されたものであり,以来多くの報告を見る。帯状角膜変性症はその成因により,原発性,続発性の2型に区別されているが,その組織所見は1849年Bowman氏により,ボーマン氏膜に石灰沈着があることを報告されて以来,硝子様物質,脂肪,澱粉様物質等の沈着することが報告されている。
私は臨床上,帯状角膜変性症と診断された4例につき,組織的に検索し得たので発表する。
帯状角膜変性症は1848年英国のDixon氏にょつて,初めて記載され,我国では明治32年河本氏により,初めて発表されたものであり,以来多くの報告を見る。帯状角膜変性症はその成因により,原発性,続発性の2型に区別されているが,その組織所見は1849年Bowman氏により,ボーマン氏膜に石灰沈着があることを報告されて以来,硝子様物質,脂肪,澱粉様物質等の沈着することが報告されている。
私は臨床上,帯状角膜変性症と診断された4例につき,組織的に検索し得たので発表する。
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