座談会
国際眼科学会の印象—第18回国際眼科学会と欧米各国の眼科の現況
著者:
植村操1
大橋孝平2
桐沢長徳3
国友昇4
桑原安治5
中泉行正
初田博司
所属機関:
1慶大
2慈惠医大
3東北大
4日大
5東京医大
ページ範囲:P.862 - P.871
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中泉 今回第18回国際眼科学会に御出席の4先生と,それから次回の国際眼科学会の理事になられ,かつ前回の国際学会に御出席になられました植村先生に御出席をお願いたしまして,座談会を開くことにいたしました。先ず第1に国際眼科学会のお話をして頂くことにいたします。御出席の桐沢,国友,大橋3先生は8月20日,この他に京都府立大学の弓削先生の4人が北極廻りでヨーロツパにお出かけになりました。桑原先生は7月20日に太平洋を渡りまして,アメリカに行きまして,チリから南米にいらつしやり,それからフランスに渡つて国際眼科学会に御出席になりました。国際眼科学会は今回ブラツセルで行われまして第18回でございました。これは4年毎に行われる会でございまして,前回は今から4年前第17回がカナダとアメリカで行おれました。その時のお話を植村先生にお願いいたします。
次回は4年後にインドのニユデリーで行われまして,その会を行うについての理事会が本年の5月にパリで開催されて,各国から理事の方が御出席なさいまして,日本から植村先生が日本の代表理事として御出席になつてニユーデリーの第19回国際眼科学会のいろいろの組織をなされるわけであります。それでは国際眼科学会のお話をお願いいたします。