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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻6号

1959年06月発行

臨床実験

MEDROL(6 Methyl-Prednisolone)の臨床的検討—特にBehçet氏病に対し

著者: 桐沢長徳1 朝岡力1 鬼怒川雄久1

所属機関: 1東北大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.947 - P.960

文献概要

緒言
 抗生物質と共にコ-チゾン類の研究発展は戦後の医学進歩の両輪と言つて良く,最近ではCor-tisone, Hydrocortisoneよりも合成ホルモンであるPrednisolone, Prednisoneが広く使用せられている。これらはCortisone, Hydrocorti-soneに比べMineral-corticoid作用はそのままで,Gluco-corticoid作用は4〜5倍となり,Cortisoneを使用していた時代の不快な副作用は非常に減少している。その後引続いて本剤の主作用を高め,副作用を減ずるべく,分子構造を変えて,生物学的作用を検討する研究が続けられ,1956年に6-Methyl-PrednisoloneであるMe-drolがUpjohn社から,9-Fluoro−16-hydroxy-prednisoloneであるTriamcinoloneがLe-derle社及びSquibb社から発表され,2年間の基礎研究を経て量産され,最近実用に供される様になつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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