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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻6号

1959年06月発行

文献概要

私の経験

卒業後教育について

著者: 弓削経一1

所属機関: 1京都府立医大眼科

ページ範囲:P.989 - P.991

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 欧洲でも同様のことと思うがアメリカの,Postgra-duate Educationは,なかなか熱心で且つゆきとどいている。日本では医師の,卒業後教育は学位獲得の方にかたよつて,却つて悪い結果となつている。看護婦の卒業後教育は中々熱心で,医師にも,よい卒業後教育の制度の設立が望ましい。
 日本で専門医制度の声をきいてから,かなりになる。私にはそれが,何の目的のためかまとまりがつかなかつたが,今回の外国旅行で各大学,病院を見て廻るうちにそれが,卒業後教育と,表裏一体であることを悟つた。通覧すれば,大論文が出来る筈であるが,それ程の調査もしてないので,例をあげて,参考に供する。尚このやり方は,別に日本に,専門医制度がなくても,実行は出来る。要するに,合理的な,専門家の養成法である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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