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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻7号

1959年07月発行

文献概要

臨床実験

内直筋麻痺の1治験例

著者: 柴田正元

所属機関:

ページ範囲:P.1059 - P.1061

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緒言
 眼筋麻痺の治験に関する報告は,内外の文献に数多く見られる処であるが,内直筋単独麻痺の治験例は案外少ない様である。内直筋は動眼神経の支配によるが私は当初左眼の内直筋が麻痺し,次に右眼の内直筋が麻痺し,引続いて,外旋神経の支配下にある外直筋が両側共に麻痺し,諸種の薬物療法に依つては仲々回復し得ないので,腰椎穿刺及び髄腔内「ヴイタミン」注入を施行した処,短期間に治効を収めた症例を経験したので,此処に報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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