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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻7号

1959年07月発行

文献概要

臨床実験

アイソトープによる眼循環の研究—(その4)球後注射の影響について

著者: 植村恭夫1 橋本省三2

所属機関: 1慶大眼科学教室 2慶大放射線科教室

ページ範囲:P.1084 - P.1088

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緒言
 著者等は,前報(その3)に於て血管拡張剤を静脈内投与した際の眼循環に及ぼす影響を調べた結果,臨床的使用量では薬剤によつては静注直後に一過性の眼循環血液量の減少をみることはあるが,一般には著明な変化はみられない。然し,此等薬剤を大量に投与し全身血圧が著明に下降する場合には,眼循環も二次的に其の影響を受けることを明らかにした。そこで今回は,現在眼科領域で広く治療上行われている球後注射の際の此等薬剤の眼循環に及ぼす影響に就て検討を加え若干の成績を得たので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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