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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻8号

1959年08月発行

文献概要

臨床実験

プレドニン油性点眼液の効果について—主として結膜嚢滞留時間と,角膜上皮再生に対する影響に関して

著者: 湖崎克1 横井一美1 和田光彦1 岡田公明1 吉原正道1 三好久子1

所属機関: 1大阪医科大学眼科教室

ページ範囲:P.1161 - P.1166

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I.緒言
 眼疾患の治療に副腎皮質ホルモンが採用されて以来,我々眼科診療にたずさわる者は大いにその恩恵を受けている。
 先ず我々の使用したものは,コーチゾン,ハイドロコーチゾンであり,その卓越した消炎作用に異論をはさむものではないが,それを眼局所に使用した場合,角膜上皮の再生を阻害し,角膜に種種の障害を発生せしめる事等が多くの人により報告され,一応上皮欠損の見られる角膜炎症及び,高濃度の使用は禁忌とされているのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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