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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科13巻9号

1959年09月発行

文献概要

臨床実験

所謂索状を呈する脈絡膜炎(山際,吉江氏)の2例

著者: 小島克1 馬島昭生1 武藤玲子1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.1217 - P.1219

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 Fuchs,A1)2)氏がchoroiditis proliferansとした眼底像は,索状物(分枝状,時に扇状)が,眼底にあつて,白線の時は,竹の節の様な,斑点があり,これらの特異な部分では,網膜が,少し突出して見える。氏は,屡々支那で診ており,滲出性脈絡膜炎による炎性剥離消退後,フイブリンの機能がおこるもので,原田氏病後遺と関係があろうとのべている。
 Chen3)氏も,2例をのべ,索条は,乳頭周囲,乳頭黄斑間にも見られ,膜様のこともあつたが,原田氏病後遺,bhoroiditis exudative internaとし,Fuchs氏の考えを支持した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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