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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻1号

1960年01月発行

文献概要

臨床実験

蚕蝕性角膜潰瘍の病理組織所見について

著者: 川口夫佐子1

所属機関: 1慈大眼科教室

ページ範囲:P.103 - P.107

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緒言
 真性蚕蝕性角膜潰瘍はさ程稀な疾患では無く,其の臨床像に就ては殆ど知悉されて居ると言つても過言では無い。而し乍ら其の原因に就ては,未だに不明であり,色々の因子が夫々重要な関係が有るとして報告されているが,真因とは尚距りある様に思われる。又病理組織所見の報告も極く僅かで最近の外国文献や,浅山,菅沼等の吾国に於ける2〜3の報告を見ても,略々似たものであつて原因を考究させるに足るものは少ない。
 私は幸い本疾患の眼球別出標本を検査して其所見にも又,新らしいものを発見したので茲に,蚕蝕性角膜潰瘍病理組織所見補遺として報告する次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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