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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻11号

1960年11月発行

特集 故佐藤勉教授追悼号

円錐角膜

偏光の角膜形態解析への応用について

著者: 西咲子1

所属機関: 1順天堂大学眼科

ページ範囲:P.1697 - P.1699

文献概要

1.緒言
 角膜に関する偏光現象については,Koepe16)17)L.Naylor E.J.18)等により古くから研究が行われ,本邦に於ても吉川氏11)−14),石黒氏15)等の報告があり,又最近では三島氏1)−10)が多くの興味ある報告をなされている。之等は何れも角膜構造の偏光性について述べてあるのであるが,著者は先きにフォトケラトスコピーによる正常角膜の形態解析に関する研究を試みたので,更に之をすすめて偏光による形態観察の実験を行つてみた。
 即ちこの偏光による観察が透明体である角膜の形態判定の一方法として応用出来るのではないかと期待し,三島氏1)−10)の御好意によつて拝借させて戴いた偏光装置を用いて,正常角膜及び円錐角膜の観察を試みたものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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