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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻11号

1960年11月発行

特集 故佐藤勉教授追悼号

眼遺伝・失明

同一家系に発生せる特発性網膜剥離の2例

著者: 衛藤紫織1

所属機関: 1順天堂大学眼科

ページ範囲:P.1788 - P.1792

文献概要

緒言
 網膜剥離は比較的屡々みられる疾患である。例えば,当教室の天野氏9)によると1955年度の順天堂眼科外来に於ける疾患総数17,508眼中52眼0.3%の頻度に発生している。然し一家系中に網膜剥離が多発したという例はそう頻繁に認められるものではない。我国の文献上では寺田氏,石川氏,出羽氏,宮崎氏等の報告があるのみである。
 今回私は高度近視を有する叔母,甥の間に発生した特発性網膜剥離に遭遇する機会を得たので追加報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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