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文献概要
特集 故佐藤勉教授追悼号 緑内障
空気前房法について(その3),他
著者: 神吉和男1
所属機関: 1順天堂大学眼科
ページ範囲:P.1834 - P.1837
文献購入ページに移動I.緒言
隅角鏡検査が今日の如く広く一般に用いられるようになつた事は,緑内障の診断及び治療にとつて大きな進歩と云えよう。しかしながら従来の隅角鏡検査では,隅角の狭い症例に於ては,隅角部の変化を確実に知る事がむずかしい問題であつた。そこで著者は1955年末より論文その11)及びその22)に述べた如く,空気前房法と云う新たな隅角の直接視診法を考按した。
本法は安全且つ確実な方法であるが,残念な事に写真撮影が困難で,この点に関してなかなか満足な方法が得られなかつた。最近新たな撮影方法を考按してほぼ満足すべき結果を得たので報告する。
隅角鏡検査が今日の如く広く一般に用いられるようになつた事は,緑内障の診断及び治療にとつて大きな進歩と云えよう。しかしながら従来の隅角鏡検査では,隅角の狭い症例に於ては,隅角部の変化を確実に知る事がむずかしい問題であつた。そこで著者は1955年末より論文その11)及びその22)に述べた如く,空気前房法と云う新たな隅角の直接視診法を考按した。
本法は安全且つ確実な方法であるが,残念な事に写真撮影が困難で,この点に関してなかなか満足な方法が得られなかつた。最近新たな撮影方法を考按してほぼ満足すべき結果を得たので報告する。
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