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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻11号

1960年11月発行

特集 故佐藤勉教授追悼号

網膜

極めて良好な経過を辿れる鉄錆症の1例—角膜鉄片異物除去後のEDTA-Na溶液点眼の試みについて

著者: 小林フミ子1

所属機関: 1順天堂大学眼科

ページ範囲:P.1928 - P.1931

文献概要

序言
 眼球内に鉄片が刺入し,鉄錆症を発生した場合は,多くは予後不良であり,殊に鉄片を除去し得なかった場合は悲観的である。著者は受傷後1年2カ月を経て鉄錆症を発生し,白内障を併発して視力は眼前手動にまで下降したが,副腎皮質ホルモン使用,EDTA大量投与と水晶体摘出手術により,極めて良好な結果を得た1例に遭遇したので報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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