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特集 故佐藤勉教授追悼号 その他
重複涙点の1例
著者: 上杉妙子1
所属機関: 1順天堂大学眼科
ページ範囲:P.1966 - P.1968
文献購入ページに移動涙点及び涙小管過剰の症例は,本邦において,すでに1920年台より友次,藤田らにより報告されて以来,多数の報告例がある。一方,欧米では,それより更に古く1856年のMackenzieの報告に始り,Graefe.Schirmer.Nippel.及びAlex-anderなど,種々の報告があり,1949年には,Seddanが重複涙小管の遺伝関係についての知見を発表している。最近私も重複涙炎の1例を経験したので報告する。
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