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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科14巻12号

1960年12月発行

文献概要

臨床実験

初発性老人性白内障に対するパロチンの効果について

著者: 古城力1

所属機関: 1東京厚生年金病院眼科

ページ範囲:P.2041 - P.2045

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 1.老人性白内障殊に初発性白内障に対するパロチンの効果は見るべきものがあり,経過観察期間1年以上4年5ケ月に及ぶ全症例37例中34例に白内障進行阻止の効果があり,その内の3分の1に視力の増進を認めている。 2.パロチン3mgを最初週2回上博に20本筋注し,次いで週1回20本,合計40本を最小必要量とし,その後 月1回の割に追加注射する。 3.パロチン注射は40〜50本で大体充分で,以.降はカタリン或はシネラリヤ点眼に切り換える。 4.パロチン注射にはさしたる副作用は認められない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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